福山シティFCが総菜会社と栄養パートナー——水曜ランチ約40食

スポーツ

栄養パートナー調印の様子
福山シティFC公式「ダイエットクックサプライとの栄養パートナー契約」より/[公式公開情報/報道の公開資料に基づく引用]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

福山シティFCは2026年9月、福山市の総菜製造販売会社・株式会社ダイエットクックサプライと「栄養パートナー」契約を結んだと公式発表した(リリース日付は9月7日)。中国新聞デジタルも9月21日朝、食事面のサポートが始まったことを伝えている。

9月からは毎週水曜日、トップチームの選手・スタッフ約40人向けに、管理栄養士監修の昼食ケータリングを提供している。育成年代からトップまで、身体づくりを食で支える環境づくりが狙いだ、とクラブは説明する。

U-18寮の総菜支援が入口

提供メニューの一例
福山シティFC公式リリース掲載写真/[公式公開情報/報道の公開資料に基づく引用]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

きっかけは、2026年に始動した福山シティFC U-18への食事支援だった。県内外から集まった12人の選手が親元を離れて寮生活を送り、学校とサッカーを両立する中で、ダイエットクックサプライが寮の副菜向けに総菜を提供するようになった、という。

クラブは競技面だけでなく生活面の育成環境を重視してきた、と前置きしたうえで、成長期の身体づくりを支える食事が重要だとの認識を示している。U-18の神石侍寮の活動は、クラブがInstagramも案内している。

トップにもあった「練習後の食事」課題

トップチームには仕事とサッカーを両立する選手も多く、トレーニング後に栄養を考えた食事を十分取れない、という課題があった。Jリーグで長くプレーした藤本憲明選手から、個人の努力だけに委ねずクラブとして支える環境を、という提案があった、とリリースは書く。

その提案が、総菜会社とのパートナーシップと、水曜ランチの定常提供につながった形だ。

たんぱく質40g以上、メインは10種類

ケータリングの盛り付け
福山シティFC公式リリース掲載写真/[公式公開情報/報道の公開資料に基づく引用]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

ケンコーマヨネーズの100%子会社であるダイエットクックサプライのPR TIMESによると、1食あたりたんぱく質40g以上を取れるよう、管理栄養士資格を持つ従業員がメニューを設計した。主菜・副菜・サラダ・卵料理・ごはんで組み立て、メイン料理は10種類を用意しているという。

照り焼きチキンやタコライス、豆腐ハンバーグ、チキンの山賊焼、チキンカレーなど、地元レストラン(「福山工場長」メンバー)の協力も得て高たんぱくの主菜をそろえた、とある。副菜やサラダには量販向けに製造しているサラダ・総菜も使う。

温かい状態で届けるため、製造ラインとのタイムスケジュールを試行錯誤した、と会社側。ケータリング自体が同社として初めての試みだという。

食×スポーツの地域共創

クラブは、選手支援にとどまらず、地域の食や農業、人の活躍につなげる「食×スポーツ」の共創を目指す、と述べている。会社側も「サッカーと食の力で地域を活性化したい」との共通認識を示し、福山の食材魅力の発信につなげたいとしている。

会社の所在地は福山市曙町3丁目23番16号。代表取締役は彦田英靖氏。調印式ではクラブ代表の岡本佳大氏と彦田氏が調印書を掲げ、選手コメントも紹介された、とフォローリリースにある。

一次は福山シティFC公式(契約発表・調印式報告)とPR TIMES、中国新聞の報道。写真はクラブ公式の公開写真を使った。

中国リーグの現場感

福山シティFCは中国サッカーリーグに所属し、ホームタウンを福山市に置く。仕事を持ちながらの選手もいる環境では、練習後の食事が個人任せになりやすい。

そこへ地元の総菜会社が入り、週1回でも管理栄養士監修の昼食が届くようになった意味は大きい。サプリメントの話ではなく、温かい食事の話だ。

メニューが続く工夫

メインを10種類用意した、という説明は、同じ味が続いて食べ疲れしないための設計に読める。たんぱく質40g以上を条件にしつつ、照り焼きやタコライスなど日常的なメニュー名が並ぶ。

副菜に量販向け総菜を使う点は、特別食だけを別ラインで作るのではなく、既存の製造力をスポーツ現場に接続する発想でもある。

発表のタイミング

契約発表は9月7日前後、報道が大きく出たのは9月21日朝、という時間差がある。現場ではすでに水曜提供が始まっているので、記事を読む時点ですでに運用中、と考えてよい。

デニムの日など観戦イベントとは別の、日常の身体づくりの話だ。スタジアムの花火ではなく、寮と練習場のテーブルの話、くらいの距離感で読むとちょうどいい。

一次はクラブ公式とPR TIMES。追加のメニュー写真や選手コメントは、公式の調印式報告も参照できる。

企業側の拠点

ダイエットクックサプライは福山市曙町に工場と拠点を持ち、サラダや総菜を量販向けに作ってきた会社だ。ケンコーマヨネーズグループの一員として、地域のスポーツクラブへ初めてケータリングを伸ばした形になる。

「福山工場長」という登録商標のもと、地元レストランとも組む。メニュー名に地元感が出るのは、そのネットワークの結果でもある。

まとめ

毎週水曜・約40食・たんぱく質40g以上、が運用の数字だ。U-18から始まった関係がトップの食卓まで届いた、というのが今回の要点になる。

食事サポートは試合当日のイベントではない。毎週の水曜に積み重なる方が、コンディションの底上げにつながる。ファンから見ると地味でも、選手の一日には効いてくる施策だ。

コメント

まだ承認済みのコメントはありません。

コメントを書く

投稿は審査後に公開されます。