福山市都市ブランドサイト開設——「かおるまち。こころをほどく。」、市外の20〜30代女性向け。ばらのまち認知9.6%を30%へ

福山市が10月19日、「福山市都市ブランドサイト」を開いた。市の発表によると、主に読んでほしいのは市外に住む20代・30代の女性。観光情報だけでなく、「ばらのまち福山」に根づく思いやりや優しさ、助け合いの心を「ローズマインド」として伝え、福山の知名度と行ってみたい気持ちを高めるのがねらいだ。
サイトの中身
サイトのキャッチコピーは「かおるまち。こころをほどく。」。福山の頭文字「fu」に、深呼吸の「ふぅ」を重ねたマークを使っている。今はトップページと開設のお知らせが中心で、気分で選ぶモデルコース、季節のイベント、日常にある福山の魅力、人やばら、歴史を取り上げる企画を、2027年2月末までに順に載せていく。
もとになった都市ブランド戦略
土台は、市が2026年3月にまとめた福山市都市ブランド戦略だ。期間は2026年4月から2031年3月まで。全国で見ると福山の知名度や魅力度は中核市の中でも低く、若者と女性の転出が人口減少の大きな原因になっていると書いている。
東京在住の20代・30代女性へのアンケートでは、福山が「ばらのまち」だと知っている人は9.6%だった。これを2030年度に30%、ばら祭など具体的な取り組みを知っている人を7.4%から25%、ばらのまちをお出かけ先の候補に挙げる人を7%から20%に上げる目標を立てている。コンセプトは「まちまるごとローズガーデン」で、駅を降りればばらが出迎え、市民が手入れする花壇が400以上あることを強みに挙げる。
どう見るか
ばらのまちを知っている人が1割もいない、という数字は正直に出していると思う。地元では当たり前のことでも、外にはほとんど伝わっていない。目標をはっきり数字で置いたのは評価したい。
一方で、サイトはまだ入り口だけだ。中身が出そろう2月末までに、どれだけ「行ってみたい」と思わせる記事が並ぶかが勝負になる。秋のばら展のように、駅から歩いて無料で楽しめる催しを、ターゲットの目線で紹介してほしい。







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