迷ったら#7119——福山の救急相談、24時間・看護師が助言

健康・医療

福山市街
福山市街付近=Wikimedia Commons/[Wikimedia Commons]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

福山市は広報ふくやま2026年9月号で、急な病気やけがのときに救急車を呼ぶか、病院へ行くか迷った場合の相談窓口「#7119」(救急相談センター)を案内している。掲載日は2026年9月1日更新。看護師などが24時間体制で助言する、という内容だ。

市によると、福山地区消防組合管内の救急出動件数は2025年度(令和7年度)に2万6,000件を超えた。高齢者の急病や転倒などの増加が背景にある、と書かれている。出動が増えるほど、本当に急を要する現場への到着時間も意識せざるを得ない。

安易に救急車を呼ぶと、生命に危険のある傷病者への到着が遅れる恐れがある。一方で要請をためらい、結果として病状が悪化するケースもある。その「迷い」の受け皿が#7119だ、という整理だ。どちらに倒してもリスクがある、という前提の窓口でもある。

#7119でできること

福山駅周辺
福山駅周辺=Wikimedia Commons/[Wikimedia Commons]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

電話相談を通じて症状を把握したうえで、(1)救急車を要請するか、自分で医療機関に行くかなどの助言、(2)けがなどに対する応急手当の方法、(3)適切な診療科目と医療機関の案内、を行う、と市ページにある。判断の一助であり、診察そのものではない。利用は自己責任、という注意書きもある。

対象エリアは福山市内全域。電話番号は#7119。つながらない場合は082-246-2000。相談は無料だが、通話料は相談した側の負担になる。24時間365日対応、とも明記されている。夜間や休日に限らない点が、小児向け#8000との違いだ。

対応できない相談もある。健康相談、セカンドオピニオン、医薬品情報、育児・介護の相談など、目的外や対象エリア外は受けられない、という注釈だ。救急の緊急性判断に特化した窓口、と読んだ方がいい。日常の健康相談は別の窓口を探す必要がある。

いま受診できる医療機関を案内してもらえるか、という問いに対しては、医療機関からの情報に基づきその時点で受診可能な先を案内する、と答えている。ただし急病対応中などで受診できない場合もあるので、必ず事前に医療機関へ電話確認を、とも書かれている。案内は「候補」であり、受付保証ではない。

ためらわず119番の場合

意識がない、ろれつが回らない。突然、片方の手足に力が入らなくなる。急な息切れや呼吸困難、胸の締め付け、激しい頭痛。多量の出血を伴うけが。こうしたときはためらわず119番へ、と市は並べている。迷う余地が小さい症状は、相談より要請が先だ。

#7119にかけて緊急性が高いと判断された場合は、状況に応じて119番へ転送するか、かけ直しを求められる。そのときは救急車の出動を要請する、という流れだ。相談したからといって、出動が自動で始まるわけではない点に注意がいる。

子どもの夜間は#8000

広報ふくやま9月号表紙
広報ふくやま2026年9月号表紙より[公式公開情報]出典ページ掲載物に基づく引用 ※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

小児救急医療電話相談(#8000、または082-555-8870)も案内されている。実施主体は広島県。平日は19時〜翌朝8時、土日祝・年末年始(12月29日〜1月3日)は17時〜翌朝8時。夜間に子どもが急病になったときの判断材料になる。大人の#7119と番号が違うので、家族の連絡先には両方入れておくと安心だ。

市はあわせて、平日・日中のかかりつけ医受診、市販薬の適切な利用、#7119の活用を呼びかけている。地域医療の持続性を守るための利用者側の行動、という位置づけだ。夜の救急外来にすべてを寄せない、というメッセージでもある。

問い合わせは保健所総務課(084-928-1164)。一次情報は市公式の広報記事だ。番号を覚えるより、スマホの連絡先に登録しておく方が現場では早い。迷った瞬間に指が動くかどうかが、119と#7119の使い分けを左右する。

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