福山のインフルエンザが注意報レベル——定点10.50で去年より6週早く、広島県が10/8に全県へ注意報

健康・医療

インフルエンザ予防を呼びかけるポスター(厚生労働省)
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福山市内でインフルエンザの患者が急に増えている。市の発表によると、第40週(9月28日〜10月4日)の患者報告数は定点当たり10.50(患者数126人)で、注意報の基準を超えた。これを受けて広島県は10月8日、県内全域にインフルエンザ注意報を出した。

まだ10月の初め。半袖の日もある時期に注意報というのは、ここ数年の感覚からするとかなり早い。

4週間で3人から126人へ

市の週報で、市内12の定点医療機関からの報告を追うと、増え方がよくわかる。

・第37週(9月7日〜13日):3人(定点当たり0.25)
・第38週(9月14日〜20日):33人(2.75)
・第39週(9月21日〜27日):53人(4.42)
・第40週(9月28日〜10月4日):126人(10.50)

第38週で「流行入り」の基準を超え、2週後には注意報の基準に届いた。最後の1週間で2倍以上に増えている。

福山市内のインフルエンザ定点当たり報告数の推移。2026年の線(白丸)が第38週から立ち上がっている(福山市保健所)
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FNNの報道では、県全体の第40週は1医療機関当たり平均7.27人で前の週の約1.8倍。県内で注意報の基準を超えたのは福山市で、注意報の発令は過去10年で2番目に早いという。

去年は11月、今年は10月頭

市は過去のシーズンの節目も載せている。注意報の時期を並べるとこうなる。

・2025/26シーズン:流行入りは第41週(10月6日〜12日)、注意報は第46週(11月10日〜16日)
・2024/25シーズン:流行入りは第46週(11月11日〜17日)、注意報は第50週(12月9日〜15日)
・2023/24シーズン:流行入りは第36週(9月4日〜10日)、注意報は第43週(10月23日〜29日)

今季の注意報は去年より6週、2年前より10週早い。流行入りが早かった2023/24シーズンと比べても3週早い。去年は12月に警報まで進んでいるので、この先の伸び方には注意がいる。

患者の7割は子ども

第40週の126人を年齢別に見ると、10歳未満が58人、10〜14歳が35人。15歳未満で93人と、全体の7割を超える。県全体でも10代未満が約4割、10代が約3割だ。

学級閉鎖も出ている。9月17日に沼隈町の想青学園で小学部1年生の1クラスが閉鎖されたのがシーズンの最初で、第40週には松永小学校と瀬戸小学校で1年生や3年生の学級閉鎖、大門町のぎんがの郷小学校で6年生の学年閉鎖があった。

2026/27シーズンの学級閉鎖等の発生状況(福山市、10月6日時点)
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運動会や遠足、文化祭と行事の多い時期だ。子どもが学校でもらって帰り、家で上の世代にうつす、という流れがいちばん怖い。第40週に基幹定点で報告された入院患者5人は、50代1人、60代2人、80歳以上2人だった。

予防接種はいつ、いくらで受けられるか

市の案内では、65歳以上の人(60〜64歳で心臓・じん臓・呼吸器などに障がいのある人を含む)の定期接種は10月1日から来年1月31日まで、自己負担は1,600円。市民税非課税世帯や生活保護を受けている人は、証明書を医療機関に見せれば負担がなくなる。

生後6か月から小学6年生までは、市が1回800円を補助している。接種してから効き始めるまで2週間ほどかかるとされるので、受けるつもりの人は早いほうがいい。

普段の対策は、こまめな手洗い、人ごみでのマスク、せきエチケット、室内の湿度を50〜60%に保つこと。県はこまめな換気も呼びかけている。どれも地味だけど、今年は「まだ早い」と後回しにしないことが大事だと思う。

関連: 広島県はインフル流行入り——福山市は定点0.25、予防の再確認を / 幼児等のインフル接種費を補助——生後6か月〜小6、1回800円・今季実施 / インフル学級閉鎖の県調査、第36週から再開——初週は0件(広島市除く)

出典: 福山市:インフルエンザの流行状況について(2026/27シーズン) / 福山市:福山市内の感染症発生状況(週報) / 福山市:インフルエンザ様疾患(学級閉鎖等)発生状況 / 福山市:高齢者インフルエンザ予防接種 / FNNプライムオンライン:広島県がインフルエンザ注意報発令 / 厚生労働省:インフルエンザ予防の啓発ツール

10月22日の追記:第42週は定点4.83

福山市の10月22日の更新によると、第42週(10月12日〜18日)の報告は定点当たり4.83(患者数58人)だった。注意報の基準を超えた第40週の10.50からは半分以下に下がっている。ただ広島県の注意報はまだ出たままで、これから寒くなると、また増えることも考えられる。手洗いと、人の多い所でのマスクは続けておきたい。

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