福山刀剣物語——福山城博物館で11/23まで、阿部正方が家臣に与えた刀を初公開

福山城博物館で、秋季特別展「福山刀剣物語」が10月3日に始まった。11月23日(月・祝)まで。備後・福山ゆかりの刀剣42口(ふり)を、鎌倉時代から現代まで時代順に並べている。
いちばんの見どころ
福山城博物館によると、幕末の福山藩主・阿部正方が文久3年(1863)、江戸藩邸詰めの側用人・山岡治左衛門次道のために作らせた刀が初公開だ。茎(なかご)には刀匠・泰龍斎宗寛の名と、阿部家の霊廟「勇鷹廟」の積立金で作ったという由来まで刻まれている。作った理由とお金の出どころが刀に残っている例は珍しいそうだ。

ほかの注目品
重要美術品の太刀「銘 助国」(鎌倉中期)、神辺の国分寺で作られたことを示す県重要文化財の短刀「備州国分寺住人助国作」(1327年)、刃長98.3センチと展示中いちばん長い太刀、「福山」と銘のある刀で確認されている最も古い「備州福山住大和守藤原正氏作」など。福山の刀づくりが神辺から始まった流れがよく分かる並びだ。
料金・休館日
入館料は一般700円(20人以上の団体560円)。高校生以下と、福山市・府中市・神石高原町在住の65歳以上は無料。開館は9時〜17時(入館は16時30分まで)。月曜休館だが、10月12日(月・祝)と11月23日は開館し、10月13日(火)は休館。会場は1階・2階の企画展示室で、JR福山駅から歩いて5分ほど。
講演とギャラリートーク
10月18日(日)13時30分から、ふくやま美術館1階ホールで記念講演会がある。講師は広島県美術刀剣保存協会副会長の石岡清秀さん。参加無料・先着順。担当学芸員のギャラリートークは10月11日(日)、11月1日(日)、11月23日の各13時30分から(入館料が要る)。
図録(1,500円)は発売が遅れていて、販売日は未定とのこと。刀は解説を聞くと見え方が変わるので、トークの日に合わせて行くのがおすすめだね。







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