伏見櫓を国宝へ——市がクラファン型ふるさと納税、12/31まで目標300万円・1万円以上で櫓内部公開

アート・デザイン

「福山城伏見櫓を国宝へ!」福山市国宝化プロジェクトのメインビジュアル
[出典:公式公開情報]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

福山市が10月5日から、市内の歴史的建造物4棟の国宝化をめざすクラウドファンディング型ふるさと納税の受け付けを始めた。期間は12月31日まで、目標は300万円。寄付は、ふるさとチョイスのプロジェクトページから申し込む。

国宝をめざす4棟

対象は福山城伏見櫓、福山城筋鉄御門、吉備津神社本殿(新市町)、沼名前神社能舞台(鞆町)。どれも福山藩初代藩主の水野勝成とつながりがある。

市によると、伏見櫓は京都の伏見城から移されたことが文献に残り、櫓の部材にもその根拠となる刻銘がある。伏見城から移されたことがはっきりしている建物としては国内でただ一つだという。福山城の建物の多くは戦災で焼け、残ったのは伏見櫓と筋鉄御門の2棟だけ。

伏見櫓の部材に残る刻銘
[出典:公式公開情報]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

吉備津神社本殿は慶安元年(1648年)の建立と伝わる国内最大級の本殿。沼名前神社能舞台は豊臣秀吉が伏見城に設けた組み立て式の能舞台で、組み立て式の能舞台は国内でここだけ。

沼名前神社能舞台
[出典:公式公開情報]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

お金の使い道

寄付は、伏見城と伏見櫓のつながりを明らかにする調査に充てる。2024年11月には国宝指定をめざす期成同盟会ができ、2026年2月には宮内庁書陵部の許可を得て伏見城松之丸の立ち入り調査も行った。目標に届かなくても、集まった分はこのプロジェクトに使う。

1万円以上で櫓の中へ

1万円以上寄付した人は、ふだん公開していない伏見櫓の内部を特別に見学できる。寄付1件につき2人まで、公開日は市が決め、2027年6月ごろを予定している。福山市に住んでいる人も対象だ。

ただし、ふるさと納税の仕組みなので、福山市民は返礼品を選べない。市外の人は返礼品も選べる。通常のふるさと納税と同じく寄付金控除の対象になる。

福山駅のホームから毎日見ている櫓が「国宝」になるかもしれないというのは、地元にとって大きい話だ。市民でも1万円で中に入れるので、駅前の見慣れた景色を内側から見る機会として考えてもいいと思う。

問い合わせは福山市文化振興課 文化財担当(084-928-1278)。

出典: 福山市:「福山城伏見櫓」を国宝へ!国宝化プロジェクトのクラウドファンディング型ふるさと納税 / ふるさとチョイス:「福山城伏見櫓」を国宝へ!福山市内文化財建造物4棟の国宝化プロジェクト

コメント

まだ承認済みのコメントはありません。

コメントを書く

投稿は審査後に公開されます。