「銃後の記憶」展——ローズコム歴史資料室、戦時ポスターなど10/29まで無料

アート・デザイン

戦時下の供出を促すポスター資料
[出典:公式公開情報]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

福山市歴史資料室(まなびの館ローズコム4階)で、特別展「銃後の記憶─宣伝で見る戦争─」が開かれている。

会期は2026年9月1日(火)〜10月29日(木)。

開館は10時〜18時。月曜・祝日は休館。

入場無料。電話は084-932-7264。

旧町村役場に残ったポスターやちらし、個人コレクションの商標など、戦時下の宣伝物を通して「銃後」の暮らしを見る内容だ。

山陽新聞も9月22日付で展示の見どころを伝えている。

展示の趣旨

健民運動などのポスター資料
[出典:公式公開情報]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

市の案内によると、満洲事変から日中戦争、太平洋戦争へと続く長い戦時体制があった。

国家総動員法のもと、銃後の人々や物資が戦争遂行に動員されていったという。

テレビもネットもない時代、プロパガンダ・ポスターは戦意や供出を促す手段だった。

ポスターやちらしの作成にはデザイナー・芸術家が動員された。

キャッチコピーを国民から公募した例もあるとされる。

福山市域の旧町村役場文書に残された資料と、個人コレクションの商標類を合わせて紹介する。

どんな資料があるか

福山市歴史資料室の案内画面
[公式サイトのスクリーンショット]※著作権は原権利者に帰属。掲載に関する指摘は確認のうえ削除・訂正します。

山陽新聞の報道では、旧神村(現・神村町)役場に残っていたポスター実物や行政文書を中心に約35点を展示していると紹介されている。

戦時国債の購入を促す大蔵省ポスターは、赤の極太ゴシックで「勝つ為だ 一枚より二枚」と訴える。

背景には銃剣のシルエットが置かれ、センセーショナルなデザインだという。

軍用機製造に用いる金属の供出を促すポスターは、銅貨や銀貨など対象貨幣を一覧にしている。

電気やコメの節約を指導する行政文書も並ぶ。

国防力強化をうたった健民運動として、1941年に沼隈半島で開かれた駅伝の開催概要もある。

福山・尾道・糸崎などの駅で売られた駅弁やたばこ、菓子の包装紙にも、兵士や兵器の絵が添えられている。

日常の品にも宣伝の色が濃い点が印象に残る。

会場

会場は福山市霞町一丁目10番1号・まなびの館ローズコム4階。

中心部からアクセスしやすく、無料なので休みの日に立ち寄りやすい。

市は「当時の人々がどのような思いで暮らしていたのか、資料を通して考え、平和の尊さを感じてほしい」としている。

宣伝物は「勝つため」の言葉を太く、色を強く使う。

いま見ると強いが、当時は掲示や包装にまで入り込んでいた。

文字とデザインから空気を読む展示、という位置づけだ。

参考

一次は福山市公式ページ(掲載日2026年9月1日更新)。

補足として山陽新聞デジタルの展示紹介(2026年9月22日)を参照した。

ローズコムは霞町にあり、歴史資料室は4階だ。

月曜と祝日は休館なのでカレンダーを見てから出かけるとよい。

会期は10月29日までと長く、平日の空き時間でも回りやすい。

入場無料なので短時間の立ち寄りもしやすい。

展示点数は報道ベースで約35点と紹介されている。

旧神村の役場文書が核になっている点が地域資料としての強みだ。

国債ポスターのコピーは短く強く、文字デザインの資料としても読める。

供出を促す一覧表は生活の細部まで戦争が入り込んだ痕跡だ。

駅弁や菓子の包装まで宣伝が入る様子は日常の変質を示す。

健民運動の駅伝資料はスポーツイベントさえ動員の文脈にあったことを伝える。

行政文書の節約指導はポスターより地味だが実感が湧きやすい。

キャッチコピー公募の話は参加型の動員という側面を示す。

デザイナーや芸術家が動員されたという説明も公式にある。

市は平和の尊さを感じてほしいと趣旨を述べている。

宣伝の派手さと裏面の生活圧迫をセットで見る展示だと思う。

山陽新聞の紹介記事は2026年9月22日付だ。

公式ページの掲載日は2026年9月1日更新。

問い合わせは歴史資料室(084-932-7264)。

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