福山市 奨学金 2027年度募集——大学生など月4万・6万円、高校生は2万・4万円の無利子貸与。申請は2027年3/15〜4/15、推薦調書と保証人2人が必要

福山市が、2027年度(令和9年度)の奨学生の募集を始めた。大学・短大・専修学校などに通う人向けの「福山市奨学資金」と、高校・高専に通う人向けの「誠之(せいし)奨学金」の2つで、どちらも利子のつかない貸与型だ。市が10月30日に募集ページを更新し、リーフレットと募集要項を出した。
申請は2027年3月15日(月)から4月15日(木)まで。かなり先に見えるけれど、出身校の校長に書いてもらう推薦調書や、連帯保証人2人の用意が要る。いまから知っておく価値はある。
2つの奨学金の中身
福山市奨学資金の募集要項と誠之奨学金の募集要項によると、中身はこうなっている。
- 福山市奨学資金(大学・短大・専修学校・大学校など):月額は国公立4万円、私立6万円。入学準備金は10万〜50万円(10万円単位)。募集は20人程度で、入学準備金はそのうち10人程度
- 誠之奨学金(高校・高専):月額は国公立2万円、私立4万円。入学準備金は5万〜30万円(5万円単位)。募集は20人程度
- どちらも、入学準備金だけを借りることはできない
- 借りられる期間は、4月から学校の最短修業年限が終わるまで
- 2027年4月に入学する予定の人も申し込める
申し込める人と収入のめやす
- 保護者(または独立して生計を立てている本人)が福山市内に住んでいる
- 学習や生活の態度がよく、お金の理由で通うのが難しい人で、出身校の校長が推薦する人(大学などは高卒認定に合格した人も可)
- ほかの団体や個人から奨学金を借りたり、もらったりしていない
- 世帯の収入が基準以下。父・母・本人(自宅通学)・中学生の4人家族なら、給与収入で803万円以下、給与以外の収入(経費を引いたあと)で552万円以下がめやす
選考基準では、住民税の「課税標準額×6%」から調整控除などを引いた「算定基準額」が18万9,400円以下かどうかで見る。この考え方は日本学生支援機構(JASSO)の選考基準に合わせていて、JASSOの基準が変われば市の基準も変わる。子どもが3人以上いる家庭やひとり親家庭、私立で自宅外から通う場合は控除がある。

申請と、決まったあとの流れ
- 書類:申請書、家庭状況調査表、住民票記載事項証明書、2026年度(2025年分)の所得課税証明書、出身校がつくって封をした推薦調書
- 出し方:福山市役所本庁舎13階の学事課へ持っていく。郵送や支所では受け付けない。書類に不備があると受理されない
- 結果の通知は6月中の予定
- 候補者に決まったら14日以内に、本人の署名と連帯保証人2人の署名がある返還誓約書を出す。保証人のうち1人は市内に住んでいる人で、2人は別の世帯。保護者が1人になってもよい
- お金は口座振込。初年度は4〜9月分を7月にまとめて、そのあとは11月と2月に3か月分ずつ。入学準備金も7月に入る
入学準備金が7月に入る、というのは大事なところ。春に払う入学金には間に合わないことが多いので、その分は別に用意しておく必要がある。
返し方
- 福山市奨学資金:卒業して6か月たった翌月から、20年以内に月賦で返す(口座振替)
- 誠之奨学金:卒業して6か月たった翌月から、借りた期間の倍の期間で返す
- どちらも、大学院や大学に進むときは申請すれば返すのを待ってもらえる
どう思うか
利子がつかないのは、やっぱり大きい。大学で私立なら月6万円を4年間借りると288万円になるけれど、返すのは借りた額だけで済む。
気になるのは、ほかの奨学金と一緒に使えないこと。JASSOの奨学金を借りたり、給付を受けたりしていると対象外になる。どちらが自分に合うのか、高校の先生とも相談して決めておきたい。もう1つは推薦調書。卒業した高校や中学に頼む書類なので、3月の申請期間に入ってからあわてないよう、早めに学校へ連絡しておくのがいいと思う。
問い合わせは福山市教育委員会 学事課(084-928-1169)へ。
出典・原文リンク
- 福山市「【2027年度(令和9年度)募集】福山市奨学資金、誠之奨学金奨学生の募集について」2026年10月30日更新
- 福山市「募集要項(福山市奨学資金)」(PDF)
- 福山市「募集要項(誠之奨学金)」(PDF)
- 福山市「奨学生選考基準要領」(PDF)
- 福山市「福山市奨学資金募集リーフレット」(PDF)
- 福山市「誠之奨学金募集リーフレット」(PDF)
- 日本学生支援機構「奨学金」







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